メンバー【教育応用研究部門】
Research outline

教育応用研究部門
鄭 嫣婷
国際文化研究科 教授
第二言語習得・言語コミュニケーション研究
researchmap / personal website
JEONG研究室では、人が複数の言語をどのように学び、使い、脳がそれをどのように支えているのかを研究しています。fMRIなどの脳画像技術と行動実験を用いて、記憶、感情、社会的な相互作用が言語にどのように影響するのかを探っています。
また、多様で国際的な環境や文脈の中で、私たちがどのように言語を学び、コミュニケーションを行い、多言語的・文化的な行動を選択・調整しているのか、そのメカニズムを神経認知的かつ社会的な視点から明らかにすることを目指しています。
対面会話で質問するときには、眉の動きが発話よりも先に現れることが一般的です。この眉の動きの先行性には、どのような役割があるのでしょうか。本研究では、眉の動きと発話のタイミングを操作した動画を作成し、参加者にMRIで視聴させました。結果は、この顔信号の先行性が顔の動きの知覚に基づいて話者の意図を効率的に予測するのに役立つこと、そして他者に対してより反応的な人々が顔の表情信号のタイミングにより敏感であることを示しています。この成果を医学系研究科のYuyong LIUさんが、第16回Society for the Neurobiology of Languageで「The impact of conversational eyebrow movements on intention recognition: An fMRI Study」のタイトルで発表しました。
本研究は東北大学サイバー&リアルICT学際融合研究センターとの共同研究として実施されました。(杉浦)
Society for the Neurobiology of Language (neurolang.org)
Yuyong Liu, Heyonjeong Jeong, Ayumi Takemoto, Motoaki Sugiura
The impact of conversational eyebrow movements on intention recognition: An fMRI Study
Society for the Neurobiology of Language,16th Annual Meeting, Brisbane, Australia【 Poster 】