東北大学応用認知
神経科学センター

Cognitive Neuroscience Application Center, Tohoku Univ.

MENU
  • A
  • A
  • A

脳研究は本当に
何かの役に立つのか?

脳研究は本当に何かの役に立つのか?

認知神経科学はヒトの心や行動の謎を、脳内の情報処理(認知プロセス)の組み合わせとして解明します。この研究手法を、心の問題に起因する社会的課題の解決に応用するために、様々な分野の研究者や現場の当事者が集まり、多様な人文・自然科学と認知神経科学の基礎研究技術を統合した「総合知」の創出と人材育成を目指しています。研究会企画や共同研究、大学院入学など、様々な形で皆様のご参加を歓迎します。

イベント予定

202406.24イベント

受容と拒絶についてどう感じるかが自己評価における神経プロセスに影響を与える (ポスター発表)

自己評価は、受容と拒絶の感情に影響されると考えられています。先行研究により、人々は受け取ったフィードバックに応じて自己評価を肯定的または否定的に変化させる可能性が示されています。しかし、自己評価の神経処理が受容感と拒絶感とどのように関連して

202406.25イベント

感染症と集団主義の関係は脳で説明できる?行動免疫システムの神経基盤に関するfMRI研究 (国際ポスター発表)

繰り返し感染を経験してきた人類は、生理的な免疫反応に加えて、コストの低い心理的な防御反応である「行動免疫システム」を発達させ、社会における自己の認識や接し方に大きな影響を与えてきたことが知られていました。しかし、その仮説を脳から直接説明しよ

202407.03お知らせ

公開オンライン講座「人間脳科学入門」開講

人間らしい精神・行動を実現する脳内の認知プロセスを、脳機能イメージング技術によって可視化する人間脳科学。その基本知識から最新の知見まで幅広くご紹介する公開オンライン講座が開講します。応用認知神経科学センターの研究者が多数登壇します。(杉浦)

202407.10イベント

「疼痛xポジティブ心理学x脳科学」研究会

医学・生理学、認知神経科学、臨床心理学、宗教学などの分野の先生をお招きし、痛みと心理療法に関する研究会を開催します。 開催日時: 2024年7月10日(水)13:00-17:00 場所: 加齢医学研究所 人間脳科学研究

202407.21イベント

障害支援x脳科学研究会

障害に関わる認知神経科学研究では、これまで「苦手さ」に関わる脳機能について数多くの研究がなされてきました。今回、それを応用し、身体障害者にとっての車いすや視覚障害者にとっての点字、読字障害児にとってのUDフォントや発達障害者にとっての構造化

202407.22イベント

分野融合・社会連携 x 脳科学研究会

近年、基礎研究において、臨床・社会との連携や社会実装が求められ、ニーズの把握、基礎研究(認知神経科学や心理学)の実施、現場へのフィードバックといった一連のプロセスが定式化されています。しかし、これらのプロセスが効率的に行われているとは言い難

202407.31お知らせ

【公募情報】技術補佐員(広報・研究支援、実験補佐)

この度、CogNACでは技術補佐員を公募することとなりました。 募集人数:技術補佐員1名 業務内容: ・広報支援(ホームページやメールによる情報発信、ホームページ維持管理) ・研究支援(諸申請の受付・管理、情報管理、予算・物

202407.31お知らせ

【公募情報】学術研究員(応用認知神経科学の研究・教育補佐)

この度、CogNACでは学術研究員を公募することとなりました。 募集人数:学術研究員1名 業務内容: 応用認知神経科学の教育カリキュラム構築とプログラム・ツール開発、共同研究・教育の推進補佐を担当します。自身の研究テーマに加え

202407.31お知らせ

【公募情報】助教(応用認知神経科学の研究・教育推進)

この度、CogNACでは助教を公募することとなりました。 募集人数:助教1名 業務内容: 応用認知神経科学の教育カリキュラム構築とプログラム・ツール開発、共同研究・教育の推進支援を担当します。自身の研究テーマに加え、多様なテー



できごと

202407.03イベント

Virtual reality x Cognitive Science 研究セミナー

電気通信研究所サイバー&リアルICT学際融合研究センター (RIEC) と 加齢医学研究所(IDAC) 人間脳科学研究分野で去年度の成果報告会及び今年度の新規共同研究のセミナーを7/3の15時から行いました。IDAC側は去年度の共

202407.02イベント

ASMRの脳メカニズム(研究会)

ASMRは主にネットで一部の一般の人が話題にしいている概念・用語で、学術的には未定義です。英語のWikipediaでは「鳥肌が立つ」「頭頂から背筋を伝って走る(多少性的な)快感を伴う」といった「感覚反応」と説明されています(A pleasa

202406.26イベント

認知科学 x 災害リスク 研究セミナー

Prof. David E. AlexanderをUniversity College Londonをお招きして6/26の10時から、セミナーを行う予定です。 本研究室からも学生が3人研究発表をしてくださる予定です。災害研究の第一人者であ

202406.06イベント

SOKAP-connect サステナブル行動×脳科学 プロジェクト 第1回シンポジウム

開催概要 概要:現代社会において生活や企業活動でのサステナブル行動の重要性は明白です。サステナブル行動を無理なく継続するためには、多様な生活者のライフスタイルや地域の特性に親和的なサステナブル行動促進の仕組みが必要です。脳科学の観点

202405.29イベント

安全 × 脳科学〜事例からより良く学ぶために〜(シンポジウム)

航空・鉄道・医療・電力のような複雑なシステムの高い安全性を維持するためには、事故などの失敗事例や、成功事例から学ぶことが欠かせません。しかし、「人の振り見て我が振り直せ」とは言うものの、他者の経験から効果的に学ぶことは難しいものです。本シン

202405.27イベント

感情制御特性はどのような神経基盤で津波避難意思決定に寄与するか?:fMRI研究(国内学会ポスター発表)

これまでの研究で、津波即時避難には感情制御特性が寄与することが発見されていました。しかしながら、この感情制御特性がどのように津波即時避難に寄与しているのか、そもそも一口に「感情」と言っても、どんな感情なのか、どのような脳活動によって実現され

202405.27イベント

津波避難行動のリスク感受性とリスク精査態度に関連する脳領域探索(国内発表口演)

我々の津波避難シミュレーション課題を用いた行動実験において、避難意思決定にはリスク感受性とリスク精査態度が関わっていることが発見されました。しかしながら、この機構が認知神経科学的にどのように避難意思決定に貢献しているのかは明らかにされていま

202405.21イベント

「自己像に影響を与える社会的要因」第二回研究会(研究会開催)

本研究会は、どのような社会的要因が自己像の認識・評価に影響を与えるとして問題視されているのか、自己像の認識・評価の歪みとして問題視されている現象はどんなものか、といったことを洗い出し、研究として形にすることを目標に立ち上げられ、第一回研究会

202405.14イベント

CogNAC fMRI講義シリーズ3: fMRI解析の実際

これまでのfMRI講義で、実験についてはかなり具体的にイメージできるようになったかと思います。 講義のしめくくりとして、fMRIで得たデータをどのように解析するのか、具体的な流れを体験しながら学んでいただきました。 自分の手元で脳活動を

202405.07イベント

CogNAC fMRI講義シリーズ2:fMRI実験手続き概論

fMRI実験に興味関心をお持ちの研究者・学生さんを対象に、実験に必要なものから、具体的な手続きまでをご紹介しました。講義を通して、「何から始めたらいいかわからない…」という不安が解消され、「いまから実験を始めよう!」という意識

202404.26イベント

第21回人間神経科学セミナー 情動・音楽・言語の社会認知脳科学 開催

加齢医学研究所人間脳科学研究分野の主催で第21回人間脳科学セミナーを開催しました。今回のセミナーではイギリスのランカスター大学のDr. Francesca M.M. Citronをお招きし、「情動・音楽・言語の社会認知脳科学」というテーマで

202404.23イベント

CogNAC fMRI講義シリーズ1: fMRIで何ができるか?

fMRI研究初心者向けに、(1)fMRI研究の概要、(2)fMRIの応用例、(3)実験に向けて必要な準備についてお話しました。たくさんの方にご参加いただき、MRI研究に向けたご質問・ご要望等をいただきました。 【開催日時】 4月23

202404.18イベント

顔面開放型コイル説明会を行いました

この度、脳MRIセンターの3Tのヒト用MRIに MRIスキャナーの中で表情や眼球運動計測を 行うための顔面開放型コイルを導入いたしました。 そこで、4/18にPhilipsのアプリケーションスペシャリストの方に 来ていただき、取

202404.17お知らせ

ヒトのコミュニケーションの理解と創出に脳科学を活かす(文部科学大臣表彰若手科学者賞)

人間の生存や成長には他者とのコミュニケーションが欠かせません。教育学研究科の伊藤文人講師は脳機能イメージングと、対面で自由な会話を行うリアルワールドパラダイムを組み合わせた手法を用いて、こうしたコミュニケーションの理解に取り組んでいます。

202404.15イベント

道徳判断における犠牲者に関わる脳活動の解明(国際学会ポスター発表)

トロッコ問題のように人の死生を決める道徳的な判断では、選択肢の価値差だけでなく、犠牲になるものの価値も考えされていることを明らかにしました。脳では、ventral posterior cingulate cortexという領域が、犠牲者の感

202404.14イベント

自己評価の神経メカニズムは社会的受容と関連しているか?(国際学会ポスター発表)

Sociometer theoryという心理学理論によれば、個人は肯定的な社会的相互作用を促進するために自己評価をコントロールすることが多いです。しかし、社会的受容感と自己評価の関係は明らかではありません。医学系研究科の学生、丁一さんはfM