発表
Announcement

202507.04
感情の身体化と言語:内部受容感覚基盤表現の神経的メカニズム(口頭発表・受賞)
本研究では、「心がバラバラになった」のような身体内部の感覚に基づく特異的な感情表現が、より一般的な感情表現と比べて脳内でどのように処理されるのかを、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)を用いて測定し、言語と身体感覚がどのように連携して感情体験を

202507.04
第二言語の文理解における感情的プロソディーの神経処理(口頭発表)
韓国・ソウルで開催された韓国心理言語学会に参加しました。今年の学会テーマは「Re – Human Brain in Psychology and Language」でした。 本学会において、国際文化研究科のVictoria-A

202507.02
脳データで読み解く:社会的な自己(データサイエンスカフェ)
社会的自己という抽象的かつ多面的な概念を、どのように実証的に捉えることができるのでしょうか。本研究では、日本文化における自己評価の特性について考察を行いました。その結果、日本文化の自己評価は、評価される領域によって異なるドメイン特異的なパタ

202506.24
言語を超えて:ジェスチャーがバイリンガルの脳における話語理解と記憶保持に与える影響(国際学会ポスター発表)
国際文化研究科のYan Jiaxinさんの研究は、ジェスチャーという人間にとって本質的で自発的、かつ多様なモダリティを含むコミュニケーション手段が、特に第二言語(L2)の文脈において、どのように話語の理解と記憶保持を支えるかを探るものです。

202505.31
脳で見るnon-他者からin-他者への「自己」発達(招待シンポジスト)
認知神経科学の分野横断的議論から、自己概念の発達は、鏡の中の人物が他者でないこと(non-他者)の認識に始まり、他者の目に映る自己(in-他者)として社会化する過程とみなせます。このnon-Xからin-Xへの普遍的発達枠組みを、自己に適用す

202505.26
防災動画視聴中の脳活動の個人差:防災意識と教育効果(学会口頭発表)
動画は防災教育の重要なツールです。防災意識や教育効果の個人差は動画視聴中の脳活動にどう反映されるのでしょうか? 津波避難を推奨する動画を視聴中の脳活動と防災意識との正相関が前頭葉内側で、教育効果との負相関が感覚運動皮質に同定されました。

202503.31
もう一度話したいと思うバーチャルアバターとは?:fMRI研究
近年、私たちの生活や健康をサポートするアプリケーションの開発が進んでいます。しかし、皆さんも経験があるように、一度ダウンロードしたアプリケーションでも数週間または数か月たつと飽きてしまいアクセスる頻度が減ってしまい、ついにはアクセスしなくな

202503.31
第二言語語彙学習における情動手がかり:表情豊かな顔貌文脈が初期学習および長期的語彙保持をいかに促進するか(国際学会ポスター発表)
Chunlin Liuさんが2025 Cognitive Neuroscience Society(CNS)年次大会にて、「学習文脈が第二言語(L2)の感情語彙の習得(語彙的意味および感情的意味)にどのような影響を与えるか」に関する研究成果

202503.31
悲しい音楽を好むことに関わる神経メカニズムの解明 (ポスター発表)
私たちは、基本的に悲しみのようなネガティブな感情を避けたいはずです。しかし、悲しみをもたらすと言われている「悲しい音楽」は古くから好まれてきました。なぜ悲しい音楽は好まれてきたのでしょうか? 医学系研究科の土屋 百世さんが、Cogniti

202503.31
感情制御特性は即時的な津波避難にどのように寄与するか:fMRI研究(国際学会ポスター発表)
これまでの研究で、津波即時避難には感情制御特性が寄与することが発見されていました。しかしながら、この感情制御特性がどのように津波即時避難に寄与しているのか、なぜ「即時的な」避難意思決定に寄与できるのか、どのような脳活動によって実現されている