東北大学応用認知
神経科学センター

Cognitive Neuroscience Application Center, Tohoku Univ.

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脳研究は本当に
何かの役に立つのか?

脳研究は本当に何かの役に立つのか?

認知神経科学はヒトの心や行動の謎を、脳内の情報処理(認知プロセス)の組み合わせとして解明します。この研究手法を、心の問題に起因する社会的課題の解決に応用するために、様々な分野の研究者や現場の当事者が集まり、多様な人文・自然科学と認知神経科学の基礎研究技術を統合した「総合知」の創出と人材育成を目指しています。研究会企画や共同研究、大学院入学など、様々な形で皆様のご参加を歓迎します。

イベント予定

202501.17イベント

第24回人間脳科学セミナー:創造性とマインドワンダリング

創造性とマインドワンダリングの研究をされている川越敏和先生(東海大学講師)に、オンラインでご登壇いただきます。また、榊󠄀浩平(応用認知神経科学センター助教)から、川越先生との共同研究の計画について、ご紹介いたします。創造性や

202503.03イベント

国際的な第二言語研究者が集うシンポジウムの開催 (J-SLARF@Tohoku)

J-SLARF (Japan Second Language Acquisition Research Forum) は、世界で戦う日本の第二言語研究者達が集うグループです。ロンドン大学の斉藤一弥先生や、早稲田大学の鈴木祐一先生などの有志に



できごと

202501.16お知らせ

AIを活用した多言語話者(成人および子ども)の神経認知プロファイル解析国際プロジェクト (新規研究費採択)

AIを用いた多言語話者(成人および子ども)の神経認知プロファイル解析をテーマとした国際共同研究プロジェクト "AI-Based Analysis of Multilingual Adults and Children with D

202501.16出版

文理解における統語と情報の統合を担う神経メカニズム(論文出版)

言語学の理論をfMRIを用いて検証した、東北大学文学研究科の小泉 政利教授の共同研究が、国際学術誌 Brain and Language に出版されました。 本研究では、異なる語順(SOVとOSV)を持つ日本語の文を対象に、文の理解に

202501.15イベント

未来人材育成学:体験・行動・物語(シンポジウム)

国際化やAIの進歩を含む情報化、社会思想の変化、地域・社会・ビジネス環境の変化、今後社会で求められる人材の能力とその育成方法について、いよいよ不透明さが増しています。 求められる能力として「自分で考える」「総合知」「縦割りの打破」等、いろ

202501.14イベント

マッピング人間行動学(シンポジウム)

人間の認知・行動は脳内の多様な「地図」よって制御され、その地図とその処理の多様性が人の行動の多様性を生み出します。 地理的な地図、身体空間認識、地政図、ハザードマップ、ネットワークのマップ、人間関係図・・・ 地図が読めることと、迷わず目

202501.06イベント

デフォルトモードネットワークと自己・自由意志(シンポジウム)

 人の脳では安静(起きているが何もしていない)時に活発に活動している脳領域群が知られ、「デフォルトモード・ネットワーク」と呼ばれています(ネズミでも同様のネットワークが知られています)。 現代社会では生産性・効率性が優先され、ス

202412.20イベント

第23回人間神経科学セミナー 社会的相互作用と言語コミュニケーション

第23回人間神経科学セミナー「社会的相互作用と言語コミュニケーション」を開催しました。本セミナーでは、言語コミュニケーションの脳神経基盤や、社会的相互作用を通じた言語習得の意義について脳科学の観点から探りました。今回は特別講師として、フィン

202412.07お知らせ

【連携事例紹介】東北大学国際文化研究科

「東北大学国際文化研究科の魅力」紹介動画に、 fMRI実験の研究活用を取り上げていただきました。 東北大学国際文化研究科 今後も様々な研究科でのご活用を歓迎いたします。 ご質問やお問い合わせは、CogNAC事務

202411.28イベント

「自己像に影響を与える社会的要因」第四回研究会(研究会開催)

本研究会は、どのような社会的要因が自己像の認識・評価に影響を与えるとして問題視されているのか、自己像の認識・評価の歪みとして問題視されている現象はどんなものか、といったことを洗い出し、研究として形にすることを目標に立ち上げられ、第三回研究会

202411.26お知らせ

行動科学と神経科学の統合による第二言語習得における作文メカニズムの探求(新規研究費採択)

このたび、東北大学(日本)とユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL、英国)の共同プロジェクトがTOEFL COE 2025 Research Programの研究費を獲得しました。 主な研究メンバー: Prof. Andrea

202411.22お知らせ

外国語での災害コミュニケーション脳科学(東北大学-UCLマッチングファンド採択)

東北大学とユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)は、2025年度の第七回マッチングファンド支援対象として、災害科学、神経科学、AI等、複数の分野が融合する学際的な共同研究プロジェクト8件を採択しました。そのうちの1件として、東北大学応

202410.25発表

fMRIで解明する第二言語読解の深い理解の神経基盤(ポスター発表)

第二言語(L2)を読むとき、表面的な理解を超えた「深い理解」をどのようにして促進できるのでしょうか?また、情報を能動的に想起する「リトリーバルプラクティス」はどのように脳に影響を与えるのでしょうか?これらの疑問を解明するために、fMRIを用

202410.25発表

会話における眉の動きが意図認識に与える影響:fMRI研究(ポスター発表)

対面会話で質問するときには、眉の動きが発話よりも先に現れることが一般的です。この眉の動きの先行性には、どのような役割があるのでしょうか。本研究では、眉の動きと発話のタイミングを操作した動画を作成し、参加者にMRIで視聴させました。結果は、こ

202410.24発表

マルチモーダル入力が言語学習に与える影響: fMRI研究 (ポスター発表)

第二言語(L2)の読解にはどのような仕組みが働き、マルチモーダルな情報(音声やテキストの同時提示)がどのように理解を助けるのでしょうか? また、作業記憶が高い学習者はどのように情報を活用するのでしょうか? こうした問いに答えるため、名古屋市

202410.24発表

第二言語理解におけるジェスチャーの役割:fMRI研究 (ポスター発表)

母語において、音声と言語的なジェスチャーは一つの統合的なシステムであり、ジェスチャーが話者の意図や意味を理解する助けとなることは広く知られています。しかし、第二言語の話者の場合、ジェスチャーを伴う音声はどのように作用するのでしょうか? 母語

202410.24発表

中日バイリンガルの言語間文産出:fMRI研究(ポスター発表)

バイリンガルが異なる言語の文を生成する際にどのように統語的な情報を処理し統合するのでしょうか。国際文化研究科のQiang Huangさんが、Society for the Neurobiology of Language (SNL) 202

202410.24発表

母語と第二言語での感情発話の認知メカニズム:fMRI研究(ポスター発表)

第二言語で感情を言葉にするのは、どうして難しいのでしょうか。従来の見解では、言語的知識が十分に定着していないからとして、非常に一次元的な言語習得の捉え方をしていますが、実はそれよりももっと深い理由があるのではないでしょうか。国際文化研究科の