脳研究は本当に
何かの役に立つのか?
脳研究は本当に何かの役に立つのか?
認知神経科学はヒトの心や行動の謎を、脳内の情報処理(認知プロセス)の組み合わせとして解明します。この研究手法を、心の問題に起因する社会的課題の解決に応用するために、様々な分野の研究者や現場の当事者が集まり、多様な人文・自然科学と認知神経科学の基礎研究技術を統合した「総合知」の創出と人材育成を目指しています。研究会企画や共同研究、大学院入学など、様々な形で皆様のご参加を歓迎します。
イベント予定
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202505.16イベント
第26回人間脳科学セミナー
脳における情動と記憶: 言語、ジェスチャー、心理生理学からのマルチモーダルな洞察 - 国際学術交流: 東北大学×ユヴァスキュラ大学 - イベント概要 人間のコミュニケーションと記憶におけるマルチモーダル信号の役割を探求
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202506.30お知らせ
【公募情報】助教(応用認知神経科学の研究・教育推進)
この度、CogNACでは助教を公募することとなりました。 募集人数:助教1名 業務内容: 認知神経科学の機能的MRI研究を自身のテーマで進めながら、学生・他分野研究者・企業などと共同研究を推進し、実験デザイン・実施・データ分析
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202506.30お知らせ
【公募情報】講師(応用認知神経科学の研究・教育推進)
この度、CogNACでは講師を公募することとなりました。 募集人数:講師1名 業務内容: 認知神経科学の機能的MRI研究を自身のテーマで進めながら、学生・他分野研究者・企業などと共同研究を推進し、実験デザイン・実施・データ分析
できごと
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202504.24イベント
脳画像研究×ASD支援(シンポジウム)
東北大学応用認知神経科学センター シンポジウム 「自閉スペクトラム症(ASD)者はどのような世界を生きているのか?―脳画像研究が拓く新しい支援―」を、下記の通り開催しました。 日時:2025年4月24日(木) 13:00-17:30
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202503.31発表
もう一度話したいと思うバーチャルアバターとは?:fMRI研究
近年、私たちの生活や健康をサポートするアプリケーションの開発が進んでいます。しかし、皆さんも経験があるように、一度ダウンロードしたアプリケーションでも数週間または数か月たつと飽きてしまいアクセスる頻度が減ってしまい、ついにはアクセスしなくな
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202503.31発表
第二言語語彙学習における情動手がかり:表情豊かな顔貌文脈が初期学習および長期的語彙保持をいかに促進するか(国際学会ポスター発表)
Chunlin Liuさんが2025 Cognitive Neuroscience Society(CNS)年次大会にて、「学習文脈が第二言語(L2)の感情語彙の習得(語彙的意味および感情的意味)にどのような影響を与えるか」に関する研究成果
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202503.31発表
悲しい音楽を好むことに関わる神経メカニズムの解明 (ポスター発表)
私たちは、基本的に悲しみのようなネガティブな感情を避けたいはずです。しかし、悲しみをもたらすと言われている「悲しい音楽」は古くから好まれてきました。なぜ悲しい音楽は好まれてきたのでしょうか? 医学系研究科の土屋 百世さんが、Cogniti
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202503.31発表
感情制御特性は即時的な津波避難にどのように寄与するか:fMRI研究(国際学会ポスター発表)
これまでの研究で、津波即時避難には感情制御特性が寄与することが発見されていました。しかしながら、この感情制御特性がどのように津波即時避難に寄与しているのか、なぜ「即時的な」避難意思決定に寄与できるのか、どのような脳活動によって実現されている
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202503.11発表
第二言語語彙習得における情動的手がかり: 表情豊かな文脈が第二言語の情動語彙の学習と定着を促進するメカニズム(ポスター発表)
第二言語における感情語彙(例:「楽しみ」など)の感情的意味の習得は、言語学習における重要な課題の一つです。本研究では、学習者が第二言語の感情語彙をより深く理解し、効果的に記憶できる方法を探るため、特別に制作された感情表現動画を活用した単語学
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202503.11発表
社会的拒絶における自己呈示に関連する脳活動の解明(ポスター発表)
社会生活において、人々は他者からの拒絶に直面することが多く、その対処戦略は社会的適応において重要な役割を果たす。本研究では、拒絶体験後に強い拒絶感を抱く個人において、頭頂弁蓋部の活性化が有意に増加することが明らかとなった。この結果は、拒絶後
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202503.10発表
fMRIを用いた内臓感覚に関連する言語の脳内マッピング研究 (口演 ワークショップ)
私たちは皆、感情が体内からの感覚に大きく依存していることを知っていますが、言語などの他の認知領域がどのようにして身体的な感情と相互作用するかについてはあまり知られていません。本研究では、言語がどのようにして心理的なものと身体的なものを結びつ
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202503.10イベント
データ科学×教育×脳科学(データサイエンスカフェ)
「データ科学の普遍化と先端化」に向けた活動をしているデータ科学国際共同大学院およびデータサイエンスプログラム(DSP,AIQDS)と共催で、2025年3月10日に第5回データ科学国際共同大学院データサイエンスカフェを開催いたしました。 ユ
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202503.08発表
拒絶された後の自己呈示過程と拒絶感の関連性(ポスター発表)
感情的な痛みを引き起こす拒絶に対して、人がどのように反応するかは、社会で生きていく上で極めて重要である。しかし、こうした反応の背後にある神経メカニズムは不明である。この研究では、拒絶感をより強く感じた人ほど、頭頂弁蓋部でより大きな活性化増加
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202503.08発表
値下げ・値上げ表示に対する脳反応 (ポスター発表)
医学系研究科の大方 翔貴さんが、値下げ・値上げ表示に対する脳反応をfMRIで調べ、その解析結果を第27回日本ヒト脳マッピング学会(URL)で発表しました。(杉浦) 大方翔貴, Brilliant T. Denilson, 石
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202503.07発表
道徳判断における犠牲者に関わる脳活動の解明(ポスター発表)
トロッコ問題のように人の死生を決める道徳的な判断では、選択肢の価値差だけでなく、犠牲になるものの価値も考えされていることを明らかにした。脳では、ventral posterior cingulate cortexという領域が、犠牲者の感情価
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202503.07発表
悲しい音楽を好む人の悲しい音楽に対する脳反応 (ポスター発表)
「悲しい音楽」は古代から今日まで私たちに好まれてきました。一方で、悲しい音楽は実際の悲しみをもたらすことも先行研究で明らかにされています。私たちは基本的に悲しみのようなネガティブな出来事ごとを避けたいはずにも関わらず、なぜ悲しい音楽は愛され
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202503.07イベント
緊急時の外国語コミュニケーションに脳科学で迫る(国際フォーラム講演)
グローバル化したした世界では、緊急時に外国語でコミュニケーションや意思決定が迫られる機会が増えてきます。そのスキルについて脳過程を明らかにした共同研究成果をAndrea Revesz教授(UCL, UK)がWorld Bosai Forum
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202503.07イベント
言語コミュニケーション能力とは何か(第25回人間脳科学セミナー)
言語コミュニケーション能力とは一体何でしょうか。どのようにモデル化・評価できるのでしょうか。 法学・災害心理学・外国語習得の立場から、認知神経科学研究への展開を議論しました。(杉浦) 開催場所・日程 2025年3月7日(金)15:
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202503.03イベント
国際的な第二言語研究者が集うシンポジウムを開催しました (J-SLARF@Tohoku)
J-SLARF (Japan Second Language Acquisition Research Forum) は、世界で戦う日本の第二言語習得研究者達が集うグループです。ロンドン大学の斉藤一弥先生や、早稲田大学の鈴木祐一先生などの有