東北大学応用認知
神経科学センター

Cognitive Neuroscience Application Center, Tohoku Univ.

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202404.11 どのような社会的要因が自己像に影響を与えるのか?(研究会開催) Posted in イベント

私たちが自分自身について認識・評価をする際、それはどのような基準に基づいているでしょうか?そして、その認識や評価は客観的に見て妥当なものでしょうか?
そういった自己像の認識や評価について、周囲の人や環境が影響を与え、時にはその認識・評価を歪めてしまう、と考えられています。

本研究会は、どのような社会的要因が自己像の認識・評価に影響を与えるとして問題視されているのか、自己像の認識・評価の歪みとして問題視されている現象はどんなものか、といったことを洗い出し、研究として形にすることを目標に立ち上げられました。
その初回ミーティングが下記の日程で行われました。
初回の聴講者は本センター教員のみに限定しておりましたが、7月以降にはシンポジウムを行う予定となっております。
次回以降のご案内も引き続き当センターHPで行わせていただきますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。(濱本)


【開催日時】
4月11日(木) 15時〜17時
【場所】
オンライン(zoom)
【プログラム(予定)】
15:00 開会(司会:岡本悠子氏)・研究会設立背景説明(濱本裕美)
15:10 研究会メンバーの自己紹介
16:00 ブレインストーミング
17:00 次回以降のアナウンス・閉会

【研究会メンバー(氏名・所属・関心トピック)】(五十音順)

  • 阿部恒之 氏(東北大学大学院文学研究科):外見管理行動と心理変数の関連性
  • 伊藤朱里 氏(東北大学大学院文学研究科):特定の性格特性・態度と美容実践の関連性/ネオリベラリズムや政治経済的影響を受けた身体観
  • 伊藤文人 氏(東北大学大学院教育学研究科):他者が自分のことをどう思ってそうか予想するプロセス(印象予想)と摂食障害、ボディーイメージの関連/メタバース(自分の外見をいかようにも変えられる環境)でのコミュニケーションが自己像に及ぼす影響
  • 岡本悠子 氏(東北大学応用認知神経科学センター):障害・疾患がもたらす・原因となる自己像の変容
  • 菊地紗耶 氏(東北大学病院精神科):摂食障害患者の低体重による認知機能への影響
  • 北村美和子 氏(東北大学災害科学国際研究所):美しさの希求や健康でなければならないという価値観による不適切な行動/社会からのプレッシャーやマイノリティへのマイナスイメージ
  • 坂井信之 氏(東北大学大学院文学研究科):自己ボディイメージの歪みに関する実験的手法による研究
  • 佐藤康弘 氏(東北大学病院心療内科):摂食障害患者のやせ願望の成因
  • 杉浦元亮 氏(東北大学応用認知神経科学センター/加齢医学研究所 人間脳科学研究分野/災害科学国際研究所 認知科学研究分野):自己認識のfMRI
  • 中島平 氏(東北大学教育学研究科):身体イメージも含めた自己イメージがどのように作られ、また変えられるのか
  • 濱本裕美 (東北大学学際科学フロンティア研究所):身体像の歪みや極端な理想像の形成を引き起こす社会的要因とは何か、MRI実験で解明したい
  • 三浦直樹 氏(東北工業大学工学部):filtered bubbleやecho chamberといったネット上の行動変容の問題と自己像の関係
  • Yi DING 氏(東北大学大学院医学系研究科):Social factors in groups, such as how social norms (social acceptance and rejection) affect self-image / the relationship between self-acceptance, social acceptance, and self-image

主催:東北大学応用認知神経科学センター
共催:東北大学学際科学フロンティア研究所、東北大学電気通信研究所、東北大学加齢医学研究所人間脳科学研究分野

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